ウエイト・トレーニングの基本(フリーウエイト編)




チンニング
鍛錬部位



広背筋・上腕筋
上腕二頭筋
前腕筋

プロフィール


ローイングタイプの運動が背中の厚みをつけるのに対して、チンニングタイプの運動は背中の広がりをつけるのに非常に効果があります。上体を総合的に鍛える運動です。

開始時の姿勢



高鉄棒に、肩幅よりやや広めにしたオーバーグリップでぶら下がる。 腕は完全に伸ばし、両足は後ろに軽く曲げて おく。(写真1)

運動動作




胸の上部が軽くバーに触れるまでゆっくりと体を上に引き上げる。 この時、肘を下後方に引く事に集中する。最上部で背を反らす。 元の位置に体をゆっくり下ろしながら広背筋を伸展させてゆく。 この動作を繰り返す。(写真2)

ポイント


力が弱くて4〜5回しか反復が出来ない人は、ラットマシーンプルダウンを使う。 逆に、20回以上反復が出来る場合は、ダンベルやプレートを腰からぶら下げて、運動負荷を高めるようにする。動作にあおりや反動は、極力加えないようにする。

(写真1) (写真2)
バリエーション


この運動をアンダーグリップでおこなうと、上腕二頭筋にさらに強い負荷がかかる。両手の幅を肩幅より極端に広くすると広背筋の外側に効果があり、狭くすれば、広背筋の下部に効果がある。また、首の後ろにバーを引くやり方もある。(チン・ビハインド・ザ・ネック)